文部科学省「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」

IT Spiral :高度ソフトウェア技術者育成プログラム

(IT Specialist Program Initiative for Reality-based Advanced Learning)

修了生の声

これまでにIT Spiralを修了された学生の皆様から、本プログラムに対する率直な感想を述べて頂きました。

2008年度修了生

ソフトウェア基礎学講座 石丸泰大さん

様々な大学の学生とソフトウェア開発やその工程について学びました。 他大学の学生と議論しながらの勉強や共同作業は新鮮で刺激的でした。 企業の開発者の方から教えていただけるということはもちろん有益ですが、IT-Spiralに参加している同世代の人々との出会い・議論も貴重な経験だと思います。 研究室や授業との両立は大変でしたが、精神的な成長や、他研究室の人との縁などを得ることができ、非常に有益なカリキュラムでした。

ソフトウェア設計学講座 奥村哲也さん

IT-Spiralでは,開発に必要な技術だけではなく,プレゼンテーションやコミュニケーションなどの上流工程で必要な知識を学ぶことができました.他大学の学生とチームを組んで開発を行うという経験は,なかなかできるものではなく,非常によい思い出となりました.講義の内容を理解するためにはそれなりの知識が必要となりますが,やる気を持って取り組めばついていけます.プログラミングも実際に必要となる秋までに習得できれば間に合います.「今そんな知識無いから」といって遠慮するのではなく,積極的にチャレンジしてほしいと思います.

ソフトウェア設計学講座 片山真一さん

IT-Spiralの魅力はいくつかあると思いますが,「他大学の友達ができる」,「複数人での本格的な開発が体験できる」という2点が最も魅力的だと思います.関西圏の9大学から人が集まり,しかもグループワークを行う授業が多いので,他大学の学生とたくさん交流をもつことができます.後半はグループで小規模なシステムを開発します.普段あまり行わない構成管理,障害管理なども行うので,企業で行っているような本格的な開発が体験できると思います.ただ,プログラミング力をつける授業ではないので,この授業を受けてもプログラミングができるようにはなりません.その点に注意して将来システムエンジニアを目指している方は是非チャレンジしてみて下さい.

ソフトウェア基礎学講座 神山直也さん

IT Spiralでは、専門的な知識の習得は当然として、他大学の方々との共同作業を通して、コミュニケーションについて学ぶことも出来ました。実際に働いている方から教わる知識は、学校で学ぶ知識と違い、“生きた知識”であると感じました。全体的に時間が足りない感じで、かなりハイペースで講義や演習が進むので、受講に際してはそれなりに覚悟しておいた方がいいかもしれません。将来、システム開発に携わりたいと考えているのであれば、ITSpiralの受講を是非お勧めします。

ソフトウェア基礎学講座 中村正人さん

IT Spiralの受講を通し、非常に密度の濃い半年間を過ごすことができたと思います。私はソフトウェア工学分野の専門知識はあまりない状況からのスタートでしたが、カリキュラムにある基礎・先端ソフトウェア工学科目を受講することで、体系的な知識を得ることができました。また実践ソフトウェア工学科目では、企業の第一線で働いておられる講師の方々から、プロジェクト管理手法やプレゼンテーション能力など、どの業界に進んでも必須となるスキルを身につけることができました。IT Spiralは情報工学を専攻している他大学の院生と、共に開発を行い、議論を交わすことのできる貴重な機会であり、人間的にも大きく成長できたと思います。研究・授業と両立させるのは大変でしたが、情報科学研究科の皆さんには、ぜひ挑戦して頂きたいと思います。

2007年度修了生

ソフトウェア設計学講座 石田響子さん

IT Spiralは、ソフトウェア開発のための技術的なスキルだけではなく、一般的な講義ではなかなか得ることのできない、ビジネス・マインドやコミュニケーションのスキルを会得する貴重な機会だと思います。 技術的なスキルについては、NAISTや他大学の先生によるソフトウェア工学の講義を通して、最先端の知識を修得することができます。また民間企業の方を講師に迎えた実践的なソフトウェア開発では、他大学の学生とチームを組み、企業で実際に用いられている手法にまで踏み込んだ長期間に及ぶ開発を行います。参加した当初は想像もしていなかった事柄について学ぶことができ、開発を通して新鮮なことばかりでした。 現在、SE職種で就職活動を行っていますが、業界の具体的なイメージを持っているね、と関心されることもあり、大きく成長することができたと感じています。

視覚情報メディア講座 越澤広幸さん

IT Spiralは、日頃他大学学生との交流がない本校において刺激を受けられる場であり、様々な視点からの意見を聞くことができました。 カリキュラムの内容としては、ソフトウェア開発に関する専門的な講義・実習の他にも、コミュニケーション技術や共同開発を通じてのマネジメント能力を学べるなど、これからの人生で有用な技術を身につけられる内容だったと思います。 この一年カリキュラムを受けて感じたのは、講義・実習内容が非常に専門的なため、基礎知識がある方、もしくは自主的に予習復習ができる方でないと講義内容についていけなくなると思います。ですが、IT Spiralは自分を成長させるきっかけとなる場所なので、他分野からこられた学生もどんどんチャレンジして欲しいと思います。

ソフトウェア工学講座 田村晃一さん

講師は全て一流企業の方であり、社会で必要となる数多くの事柄について学ぶことができました。例えば、専門知識は基より、社会人に必須な知識であるプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力などです。 IT Spiralを通じて身に付けることができたこれらのスキルは、研究会発表や就職活動といった場面でも非常に役に立ちます。専門性を高められるだけでなく、人間的に成長できるカリキュラムであったと感じています。

ソフトウェア設計学講座 高田純さん

IT Spiral では,様々な大学から,様々な専門性をもった学生が集まり,学生同士のつながりをたくさん作ることができました.就職活動や学会などで再会し,思い出話ができるのは大変な財産であると思います. また,実践プロジェクト演習では,複数人でチームを作り,開発をするということで,仕様の理解やコーディングだけでなく,プロジェクトの計画立案やマネジメントを行う力もつきました. IT Spiralはコミュニケーションの面でも,技術の面でも大きく成長できる機会であったと思います.

ソフトウェア工学講座 木浦幹雄さん

 情報化社会と叫ばれて久しい昨今,私たちの身の回りを見渡すと,様々な情報システムが存在しています.ところで,これらの情報システムが,どのようにして開発されているのか,考えたことはありますか?  NAISTの情報科学研究科に入学される方は,プログラミングの経験がある方がほとんどだと思いますが,授業においての「課題」を作るプログラミングと,実際の企業での「製品」を作るためのプログラミングには大きな差があります. IT Spiralでは,企業の第一線で活躍しておられる方を講師としてお招きし,ソフトウェア開発の手法はもちろんのこと,プロジェクト管理などについても体系立てて学ぶことができます.将来,ソフトウェア開発に携わる仕事に就きたいと考えている人も,そうでない人も,本プロジェクトから学べることは少なくないと思いますので,是非チャレンジしてみてください.
奈良先端科学技術大学院大学
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科